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2016年07月6日

Bluetoothについて(3) - ペアリングとドライバ –

PIC1_Bluetoothロゴ

※Bluetoothについて(2) 記事へのリンクはこちら

 

■Bluetoothとペアリング

Bluetooth を使用する場合は、あらかじめホスト(PC, タブレット等)と機器(DKA-101等)を

関連付ける作業が必要です。この作業をペアリングと呼びます。

 

Bluetooth_pairing

一旦ペアリングを済ませておくと、次回以降は簡単な操作(機器の電源を入れる等)で

無線接続して通信できます。

 

ペアリングは、

・OS標準の機能を使う

・弊社製ユーティリティソフトを使用する

・他社製のBluetoothドライバの機能を使用する

などの方法があります。

 

それぞれ、操作方法が異なりますので注意が必要です。

 

■Bluetoothのドライバ

Bluetooth を使用するには、ドライバというソフトウェアの一種が必要になります。

 

Windows PC を例に説明しますと、

・Windows XP Service Pack 3 以降

・Windows Vista Service Pack 1 以降

であれば、OS の機能に Bluetoth ドライバが標準で含まれています。

それより新しいOSである、Windows 7, Windows 8, Windows 10 も同様です。

 

このドライバを、Windows OS 標準 Bluetooth スタックと呼びます。

(スタックというのは、幾つものドライバが集まって1つの機能を成す場合の呼び方です)

 

また、外付け USB アダプタを購入すると、添付品にBluetoothのドライバが付いてきます。

これらは先に説明した Windows OS 標準 Bluetooth スタックではなく、

他社製 Bluetooth スタックになります。(サードパーティ製 Bluetooth スタックとも呼ぶ)

 

例えば

・Toshiba 製 Bluetooth スタック

・Widcomm (Bloadcom) 製 Bluetooth スタック

・Motorola 製 Bluetooth スタック

・CSR Harmony

・BlueSoleil (ブルーソレイユと読みます)

等、様々な種類の Bluetooth スタックがあります。

 

これらは、それぞれ特徴や操作方法も様々です。

 

■Q&A

Q1: 他社製の Bluetooth スタックをインストールしてあるPCで、代わりに

Windows OS 標準 Bluetooth スタックを使用できますか?

A1: 多くの場合、外付け USB アダプタに添付のBluetoothドライバをインストールせずに、

USB アダプタをPCに取り付けると、自動的にWindows OS 標準 Bluetooth スタックの

インストールが始まります。

インストールが完了すると、Windows OS 標準 Bluetooth スタックを使用できます。

※まれに使用できない場合がありますので、その場合は外付け USB アダプタに

添付の Bluetoothドライバをインストールしてご使用ください。

 

Q2: 手持ちのホスト機器とペアリングできませんが、なぜですか?

A2: ペアリングする機器に、対応するプロファイルが存在しない場合、ペアリングできません。

使用される機器で対応するプロファイルがあるか、仕様をご確認ください。

(プロファイルについては、次回の記事で簡単にご説明します)

 

次回はBluetoothのプロファイルに関して御説明致します。